2024.09.11
銅管の再利用
ONO plusでは2020年4月からアルミ箔・銅箔などの金属箔のスリット設備を導入し、様々なお客様の金属箔原反をスリットさせて頂いています。 金属箔の巻取り用コアは主に紙管や鋼管(鉄製のコア)が使われますが、鋼管は新規に発注すると数週間の納期がかかることがあるため、スリット納期を急いでいる場合は厳しくなってまいります。そこで弊社は、スリット加工後に発生する残反の鋼管を所定の長さに自社でカットして再利用をしています。 紙管と違って、紙管カッターで容易にカットは出来ませんが、鋼管をカットできる設備を導入して自社での鋼管カットを可能にしました。鋼管用の刃物で所定の長さにカットし、その後に端面の研磨処理も行なって問題の無い品質に仕上げています。 これによりスリット納期を急いでいる場合で鋼管発注が間に合わない時もお客様のニーズに応えることが可能になっています。残反の鋼管はそのままでは産廃処理が必要となりますが、弊社はこのように再利用することによって資源を有効活用しています。 ONO plusはかつて紙管・プラコアの製造を行なっていました。紙管・プラコアをカットする技術に精通しており、そのカット技術を鋼管カットにも活かしております。 急を要するスリット加工において、スリット原反はあるのに「コアの入荷待ち」になってしまうことは皆さまにおかれましてもご経験があるのではないでしょうか。弊社は工場内にあるコアを自社でカットして用意することにより、納期の短縮に努めています。 ONO plusではこのように日々知恵を絞ってお客様のニーズにお応えしております。