2022.04.06
耳巻き機
耳巻き機について 耳巻き機はフィルムをスリット加工する時に使います。 幅が小さい時は後ろ軸などで巻き取るとバランスが直ぐに崩れローラに巻き付いたり、巻取り軸に巻き付いたりします。 そこで幅が小さいフィルム(耳)を耳巻き機で巻き取り、スリット加工します。 大体5mm~30mmを耳巻き機で巻き取る事が多いです。 耳巻き機では耳を巻き取る時に張力を調整して耳を巻き取ります。 耳巻き機の張力が弱いとスリッター機のローラに絡まり耳が切れます。 また張力が強いとフィルムが張力に耐え切れなくなり切れます。 耳を耳巻き機に巻き取る為に耳の方向を変更する必要があります。 そこでリングや金属フリーローラーを介して耳の方向を変える必要あります。 耳を通すリングに対しても注意が必要です。 厚みが厚い耳を加工した時にリングに溝や傷が付いている場合があります。 傷が付いていると厚みが薄いフィルムの場合は切れる可能性があります。 耳を真っ直ぐ通すようにしないと製品に傷が入ったり、耳が切れたりするので注意が必要です。 両耳を取る時は1つの耳巻き機で左右の耳を巻き取る場合があるので、左右の張力のバランスが合っている事が必要です。 左右のバランスが崩れていると張力が弱い方の耳が弛み、スリッター機のローラに巻き付きます。 ONOplusでは耳切れに注意し、耳切れを減らすための耳切れ教本を用いて作業しています。 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」