2023.04.19
捕虫器
フィルム加工で虫の混入は重大なクレームになります。 虫の混入を防ぐ為に色々な方法はありますが、今回は捕虫器に絞って紹介致します。 虫は主に羽を持って飛んで移動する虫「飛行虫」と歩く事によって移動する「歩行虫」の2種類の虫がいます。 捕虫器は文字の通り「虫」を「捕る」「器」です。虫には「飛行虫」と「歩行虫」がいますので2種類の捕虫器が必要となります。 飛行虫用捕虫器 「飛行虫」は紫外線を発するものに引き寄せられる性質を持ちます。夜に行動する虫たちは月の発生する紫外線を基準に移動しているので、人間が作った蛍光灯などに誤認識されて引き寄せられてしまいます。 「飛行虫」用の捕虫器は「ケミカルランプ」を使い通常の蛍光灯より強い紫外線を出して「飛行虫」をおびき寄せます。呼び寄せた「飛行虫」を捕虫器内の粘着テープで捕虫する仕組みとなっています。 下記の画像では緑のテープ部分が粘着テープとなっています。 部屋の中の入ってしまった「飛行虫」を誘導して「捕虫器」で捕らえる事が必要となります。 スリッター機の周りには紫外線をカットする蛍光灯を使い、スリッター機の周りに「飛行虫」を寄せ付けない工夫が必要です。「捕虫器」の周りには紫外線を発する通常蛍光灯を使用することで「捕虫器」に誘導します。 上記の図のように機械の周りには紫外線をカットする蛍光灯を使い、捕虫器の周りは通常の蛍光灯を使うことにより捕虫器に虫が寄りやすいようにします。 歩行虫用捕虫器 「歩行虫」は歩行して移動するために「飛行虫」用の捕虫器で捕らえる事ができません。 「歩行虫」用の捕虫器は地面に置いて使います。 内部には粘着シートが有り粘着シートで「歩行虫」を捕らえる仕組みとなっています。 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」