2018.11.07
フィルム加工の基礎知識【欠点検査装置編】
フィルムの欠点検査装置の目的は異物、シワ、ピンホール(穴)、傷の発見に主に使われます。 欠点検査装置には主に透過式と反射式の2つがあります。 透過式は光を通す透明フィルムを検知するのに使われます。 反射式は光を通さないフィルム、色付きのフィルム、蒸着フィルム、マットフィルムに使われます。 フィルムを欠点検査機に通す時には必ずマスキングが必要です。マスキングとは欠点検知器がフィルム境界を区別できないので設定する必要があります。マスキングの設定を間違ってしてしまうと欠点検知器が誤検知してしまいます。また、ラミネート加工でフィルムの幅が少し違う、途中でフィルムの幅が小さくなる場合はマスキングを多く取らないと誤検知してしまいます。 例えば原反幅が1300mmの原反を欠点検査するとき最低でも両端10mmマスキングがいるので1280mm欠点検査することになります。スリットせずに欠点検査するときは原反幅より短くなります。スリットと欠点検査する場合は製品幅全幅欠点検査できます。例えば1300mm→1250mmにスリットして欠点検査する場合は1250mm全幅検査できます。 小野工業の欠点検査装置の説明はこちら https://ono-plus.com/product/#detector 小野工業のスリッター機一覧はこちら https://ono-plus.com/product/ 小野工業での欠点検査装置は本社8号機(透過式)、本社12号機(反射式)、八幡10号機(反射式【正反射、乱反射】、透過式)となっております。