2019.03.27
フィルム加工で発生する問題と原因【端面不揃い編】
【端面不揃い】とは文字通り端面が不揃いになった状態です。 【蛇行】や【レコード】等とも呼ばれています。 端面不揃いが発生する主な要因は下記の3点になります。 1.原反に発生している【偏肉】に起因する場合 加工原反に厚薄ムラがあると薄い部分とタッチロールの間に隙間が発生します。 タッチロールによって正しく押圧がかけられていないことや、 タッチロールの隙間を埋めるようにフィルムが移動することで発生します。 1本のタッチロールで多丁取りを行う際に発生しやすいです。 2.EPCの動作異常 EPCとは【Edge Position Control】の略称で、フィルムの端部を均一に揃える役目があります。 EPCの動作異常によりフィルムが正しく繰出せないと端面不揃いに繋がります。 3.片耳スリットの場合 両耳をスリットする場合は刃をセットした幅で製品が仕上がりますが、 片耳スリットの場合はEPCによる機械の振れや偏肉の影響を受けやすいです。 EPCから先のパスライン上でフィルムの盛り上がりが平らになることや、 EPCの振れが端面不揃いに繋がります。 ※その他の要因として【ゆる巻】や【浮かし巻】もあります。 当社ではフィルムの種類に合わせてEPCの種類を選定することが可能です。 (印刷物のアタリに合わせてスリットをすることなどが可能です。) 端面不揃いでお困りの方は一度お問い合わせ下さい。 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」