2019.05.29
フィルムの基礎知識【ラミネートの設計】
ラミネートで設計するときに考える必要な事は、接着するフィルム、求められる性能(用途・目的)、加工条件を考えて設計する事が必要です。 ●何と何を接着するのか? ●材料の形状は? ●仕様用途、目的は?(食品・非食品) ●どのような耐性が必要か?(耐熱、水、温度、内容物) ●どの程度の接着力が必要か?
フィルムの基礎知識【ラミネート方式編】で紹介した3種類のラミネート「ドライラミネート」「無溶剤ラミネート」「押し出しラミネート」の違いを下記の通りです。 内容物の加工殺菌温度によって常温・~100℃ボイル・~120℃レトルト・~135℃ハイレトルトに分かれます。「無溶剤ラミネート」の接着剤は使用用途が100℃ボイルまでの適正となっています。「押し出しラミネート」の詳細は常温・~100℃ボイルの領域となっています。使用例は下図の通りです。 加熱殺菌するときに上記の使用温度領域が非常に重要なポイントとなるので注意が必要です。 OPP:二軸延伸ポリプロピレンフィルム PET:ポリエステルフィルム ONY:二軸延伸ナイロンフィルム VMPET:蒸着した(透明蒸着、アルミ蒸着)ポリエステルフィルム CPP:無延伸ポリプロピレンフィルム LLDPE:リニアー低密度ポリエチレン VMCPP:蒸着した(透明蒸着、アルミ蒸着)無延伸ポリプロピレンフィルム AL:アルミ箔 小野工業ではラミネートは行っていませんがご相談ください。 フィルムの基礎知識【ラミネート編】についての説明はこちら 「http://ono-plus.com/?p=537」 フィルムの基礎知識【ラミネート方式編】についての説明はこちら 「http://ono-plus.com/?p=563」 「ラミネートフィルムのスリット加工について」についての説明はこちら 「http://ono-plus.com/?p=564」 小野工業のスリッター機一覧はこちら 「https://ono-plus.com/product/」 問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」