2021.07.21
フィルムを機械にセットする方式
今回はONO plusではどのような方式でフィルムを機械にセットしているかをご紹介します。 ■チャッキング方式 フィルム加工においては一般的な方式です。 両端からアダプタをコアに押し当てて原反を固定します。多少の紙管潰れであれば問題なくセットできるメリットがあるほか、アダプタの形状を自由に設計できるので様々な加工に応用することができます。ただし、その他の方式に比べると滑りやすく振れやすい傾向があります。 ■シャフト方式 チャッキング方式は左右からの圧のみで原反を固定するため振れやすい傾向がありますが、シャフト方式はコアの中にシャフトを差し込んで固定するため安定して振れにくいです。狭い幅のコアにも対応ができるメリットがありますが、作業性はチャッキング方式に劣ります。 ■メカチャック方式 機械的にアダプタ部分が真円に開くため振れが発生しにくいです。ただし、鉄のアダプタが開いて固定する方式のため、プラコアなどの硬いコアの原反を加工しているときに滑ってしまうと摩擦で発塵する可能性があります。 ※紙管は接触部分がめり込むため滑りにくいです。 ■エアチャック方式 コアに接触するゴム部分がエアーによって膨らみ固定します。コアへのダメージが少なく、発塵もしづらいためクリーンな環境を保てます。ただし、ゴム部分は真円には開かないため振れる可能性があります。 ONO plusでは、ご検討されている加工の目的によって最適なセット方式を提案させて頂く事ができます。加工機械の選定にお悩みのお客様は、是非弊社営業担当へお問い合わせ下さい。 ■お問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」