2018.11.14
フィルム加工で発生する問題と原因【検知対象欠点編】
欠点検査装置の目的として数種類の不具合の発見を挙げましたが、 その中から【フィッシュアイ】と【ピンホール】についてご紹介します。 フィッシュアイはフィルムに見られる魚眼のような斑点や異物のことを指します。 【ゲル】【うろこキズ】とも呼ばれ、ものにより大きく見た目が異なります。 左の画像はフィッシュアイと区別し【樹脂ワレ】と呼ぶメーカーもあります。 この問題はフィルム製膜時の原料調整が不足する事や、 原料が溶け残った場合等に起こります。 ピンホールとは文字通り小さな穴のことを指します。 ピンホールの発生原因は多々ありますが、 蒸着フィルムに関して言えば蒸着する際に原料が均一に噴霧されず、 ダマになってしまった蒸着原料が剥がれ落ちる際にフィルムごと剥がれることで発生します。 類似する不具合に【スプラッシュ】というものがありますが、 こちらはダマが弾けることで上記の現象が飛沫状に発生したものを指します。 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」