2022.08.31
加工報告書自動チェックシステムの開発
ONO plusでは作業を自動化するRPAや広報誌ちょっとひといきへのAR導入など、近年新たに登場した技術を積極的に取り入れてきました。
こういった新しい技術は、導入してから様々な調整(仕様や活用方法の変更など)が必要になる事や、管理運用していく上で情報不足からトラブルへの対応が難しい場合があるなど、導入時に想定していたとおりの結果が得られるとは限りません。
しかし、導入して初めて得られる知識や経験は何にも代えがたく、導入した技術のメリットデメリットを独自に分析し、自社にとってどのような活用方法が適しているかを考える事や、全く想定していない活用方法を模索するといった応用的な活用方法に繋がる事もあります。
現在ONO plusではOCRを利用した加工報告書の自動チェックシステムを導入しようとしています。
現状の加工内容のチェックは下図のように行っています。
加工報告書をチェックする担当者が、目視で注文書(加工指示書)やラベル類を確認しながら加工内容に不備がないかチェックします。
チェック内容には、同じような数字が並んでいるロットNoを見比べる作業など、単純であるにも関わらず、かなりの労力と集中力が必要な作業が存在します。
そこで、AIに学習させたOCRを利用して、加工指図書やラベルなどを読み取り、加工報告書と比較して問題が無いかチェックするシステムを開発し、人間の判断を必要としない項目については自動化しようとしています。
加工報告書自動チェックシステムでの誤入力の識別成功率を高めていくことなど、導入後の課題はあると思いますが、最終的には人間の判断が必要な項目のみ担当者がチェックすればよい状態になればと考えています。
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