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磁性を持った鉄粉を使い、摩擦力を使ってブレーキをかける仕組みです。
前回の摩擦力と摩擦係数の記事はこちら
「https://ono-plus.com/?p=1910」
磁性鉄粉(パウダ)はコイルによって磁気を与えると磁束が発生しているところに磁性鉄粉が密集します。
密集する事により磁性鉄粉と機械の間に摩擦力が大きくなりトルクを発生させることができます。
コイルに流す電流を調整することによりトルクの調整が可能です。


電磁粉ブレーキはパウダクラッチ、パウダブレーキと呼ばれています。

電磁粉ブレーキは以下の長所があります。
1. ショックレスで安定したトルク
安定したトルクが得られ円滑なトルク調整が可能。
急にトルクを上げたり下げたりしても滑らかにトルクが変化する。

2. 熱放散能力が高い
鉄粉(耐熱パウダ)を使用しているので耐熱性と高い熱放散能力が有る。

3. 磨耗紛なし、運転音も静か
摩耗紛が発生しない。高速運転でも静か。

4. 俊敏な応答性
発生磁束は瞬時に有効磁束として働くためトルク立ち上がりが俊敏。

スリッター機では巻出し時のブレーキに使われます。


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