2020年も残りわずかです。本当にあっという間に終わろうとしています。

オリンピックイヤーとして国民の期待とともに幕を開けた2020年も、新型コロナウィルスの猛威により世の中の情勢は大きく変わってしまいました。まさかのオリンピック延期。小中高校の臨時休校。そして緊急事態宣言が発令され、世の中ではマスクの買い占めや高額転売が社会問題となりました。国内の経済はリーマンショック時をも超える戦後最大の落ち込みとなり、社会への打撃は計り知れないものである思います。

そのような困難な局面において、我々の働き方についても大きな変化が必要となりましたが、この状況は逆に自分たちの仕事を見つめ直す良い機会となりました。人々はこの困難に対し非常に柔軟に対応して、この危機的状況から見事に仕事を進化させました。外出や出張が制限されたことにより、ZoomやTeamsなどを利用した会議、セミナー、商談はもはや日常的な風景となり、仕事におけるオンライン化が急速に進みました。弊社におきましても、お客様に加工の立会いに来て頂くことが難しくなったため、WEB立会い加工のシステムを構築したり、また、工場監査や内部監査もオンラインで行なうことが多くなりました。新入社員の採用活動におきましてもオンラインで弊社紹介動画を配信したり、その他フィルム加工の知見を活かしたフェイスシールドの生産および地域への寄贈など、新しい取り組みにも果敢にチャレンジしました。そしてオフィス勤務者を中心にテレワークという働き方も定着しつつあり、自宅でも出来る仕事と出社が必要な仕事を分けて考えることで、計画的に仕事に取り組めるようになりました。

2020年という年は、様々な面で新型コロナウィルスが人々の生活を一変させた歴史的な一年であったと思います。世の中は予想も出来ないことが突然起こるということ、そして、その変化に対し真正面から対峙し試行錯誤することの重要性を学んだ一年であったように思います。そして、このような状況下で今も奮闘して下さる医療従事者の方々への感謝の念も忘れないようにしたいと思います。