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Windows11が発表されて以降、Windows11への無料アップグレードの案内が表示されているWindows10のPCもあるのではないでしょうか。

私が普段使用しているノートPCはアップグレードの案内が表示されていますが、今のところアップグレードはしていません。
プライベートで使用しているPCとは違い、会社のPCには業務用システムや、様々な周辺機器のドライバがインストールされていることもあり、それらの動作保証がされていないため、安易にアップグレードできない事がほとんどですが、いつかアップグレードする日がくる可能性はあります。

最近、比較的新しいにもかかわらずWindows11へのアップグレードができないPCがある事に気付きました。
そういった場合、Microsoftが提供しているPC正常性チェックアプリを使う事で、アップグレードできない理由を調査することができます。


下図はWindows11へのアップグレード要件を満たしている場合の画像ですが、満たしていない要件がある場合は、何が問題なのかわかりやすく表示してくれます。
比較的新しいPCなのにWindows11へアップグレードできないのは、ほとんどの場合、下図赤囲いの部分、TPM2.0が無効になっている事が原因だと思われます。


TPM2.0とは、様々なセキュリティ機能を提供するモジュールです。
基本的にはUEFI上でTPM2.0を有効にすることができますが、Intel系のCPUを使用しているPCの場合、Intel PTT(Platform Trust Technology)などと表示されている場合があり、PTTを有効にすることでTPM2.0を有効にしたのと同義になります。
古いPCの場合はファームウェアTPM(fTPM)が利用できればTPM2.0を有効にすることができます。(具体的な方法や対応状況はPCメーカーからの案内をご覧ください。)

2022年6月にIE(Internet Explorer)のサポートが終了する事になっています。
同じようにWindows10もいつかはサポートが終了するため、PCを長く使う予定であれば、事前にWindows11へアップグレード可能か調べて、いつでもアップグレード可能な状態にしておくとよいのではないでしょうか。

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