ONO plusブログ

EPCは「Edge Position Control」の略称です。英語を訳してみると「端の位置を制御する」となります。
EPCは株式会社ニレコの登録商標ですが、ウェブガイドシステム(自動蛇行修正装置)は一般的にEPCと呼ばれることが多いです。
フィルム加工では、フィルムを巻き取る際にフィルムの端部分を読み取りEPC側のフィルムの端面を合わせます。
当然フィルムの端を合わせるのでフィルムの製品幅が途中で変わっているシートなどはEPCと反対側は揃いません。

EPCが基準となっていますのでスリットロールを片方だけスリットする場合はEPC側に刃を入れるとEPCの意味が無くなります。
そのため、スリットする時は必ずEPCの反対側に刃を入れます。

EPCの種類
EPCには光電式(反射型)と超音波式の2種類があります。

光電式
光電式は光の反射を検知してフィルムの端部を合わせます。光の反射を検知するので光を反射しない不織布などは検知できません。

光電式は印刷品のラインスリットが可能です。

超音波式
超音波式は音波の反射を検知してフィルムの端部を合わせます。超音波式は材質や色の影響を受けません。光電式では検知できなかった、光を反射しない不織布なども端部を合わせることができます。


EPCを故意に動かすオシレーション加工も可能です。
前回のオシレーションのブログはこちら
https://ono-plus.com/?p=1167

ONO plusのホームページ
https://ono-plus.com

ONO plus採用サイト
https://recruit.ono-plus.com