ONO plusブログ

今回はONO plusで使用しているエアーシャフトについて紹介します。
エアーシャフトはフィルムの巻取セット時に紙管をエアー圧で固定し、紙管が動かないようにします。
エアーを入れる事によりゴム部が膨張し内側から紙管を固定します。
紙管の内径は主に2インチ、3インチ、6インチの種類が有る為、対応したシャフトが必要です。
内側からゴムの膨張で紙管を支えるので、紙管の内径にフィットしていかなければ紙管をロックできません。
特に樹脂コアなどは内径が大きい場合があり、エアーシャフトでロックできない事が稀にあります。
オペレーターはエアーシャフトでセットする時に固定されているか確認します。
樹脂コアについてはこちら
https://ono-plus.com/?p=1000
2インチエアーシャフト
2インチ紙管で巻取ができるエアーシャフトです。
弊社では、Factory-Ⅰの3号機、6号機だけが加工できます。
2インチエアーシャフトで加工するときは、機械の内部のギアやベルトを変更しないといけません。


3インチエアーシャフト
3インチ紙管で加工できるエアーシャフトです。
3インチ紙管で巻かれているフィルムは、6インチ紙管で巻かれているフィルムと比べてロール重量が軽い場合が多いです。

以下の写真は実際に巻取をしている写真です。


6インチエアーシャフト
6インチ紙管で加工できるエアーシャフトです。
6インチの紙管で巻かれているフィルムは、3インチ紙管で巻かれているフィルムと比べてロール重量が重い場合が多いです。


鉄シャフト(エアーシャフト
鉄シャフトはゴムシャフトより重いです。通常、鉄シャフトはあまり使いません。
3インチ鉄シャフト
3インチ口金コアで製品を巻取時に使います。
口金コアをエアーシャフトで巻取するとゴム部分が口金によって裂けるため、鉄シャフトを使います。

下図、口金コア


エアーフリクションシャフト
エアーフリクションシャフトは多丁取りでも均等に張力が加わるように設計されたシャフトです。
フリクションカラーと呼ばれるものが個々で動くことにより、個々に張力を加える事が可能になっています。

例えば、厚みムラのあるフィルムを多丁取りでスリットすると、1つ1つの巻取のロール外径に微妙な差が生じてしまいます。エアーフリクションシャフトでなければ、1つ1つの巻取のロールに対して張力が適切に加わりません。


フリクションシャフトは弊社ではFactory-Ⅰの8号機、Yawata-Factoryの6号機、7号機、8号機、9号機、11号機、13号機、14号機、15号機が搭載しています。


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