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弊社は、Factory-Ⅱ 13号機にてナーリング加工を行なうことが可能になりました。

ナーリング加工とは、フィルムの端部に近い場所にローレット(凹凸がついた押型)による加圧加工を行なうことで凹凸を生じさせ、その部分にだけ高さを付ける加工になります。これによりフィルム中央部分の密着性を軽減させることが可能となり、ブロッキング防止、キズ防止、ゲージバンドによる品質への悪影響を緩和させるなどの効果があります。

現在のところのナーリング実績値は、幅がおよそ10mm。高さ実績は、80μのフィルムに対して+5μ、50μのフィルムに対して+10μとなっております。

ナーリング加工に挑戦し始めた当初は、狙った高さで凹凸が作れなかったり、凹凸に抜けが発生してしまうなどの問題に苦労しましたが、ローレット形状の工夫など、数々の試行錯誤を経てようやくお客様へ提供出来る段階までになりました。

まだまだ課題や改良の余地はありますが、さらに技術を進歩させてお客様のお役に立てるよう努力し続けたいと思います。フィルムのブロッキングやキズでお困りの際はお気軽にご相談下さい。


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※先週の記事「ISO教育」に掲載した理解度テストの回答です。(クリックで拡大)