2020.02.12
フィルムの基礎知識【コロナ処理の原理編】
今回はコロナ処理をする事によってフィルムの表面にどんな化学反応が起きているのか紹介したいと思います。 ①空気中での反応 空気中でコロナ放電すると酸素分子が解離します。 (「酸素」が「酸素イオン」と「酸素ラジカル」に解離します) ②発生した「酸素イオン」と「酸素ラジカル」がフィルムの表面で化学反応します。 その結果高い「親水性官能基」が生成されます。 ③「親水性官能基」が生成されたことにより「表面張力」が高まります。 「親水性官能基」が生成→「表面張力」が高まる→「濡れ性が向上」 このような仕組みにより、フィルム表面の親水性が高まった結果インクがのりやすくなります。 過去の「コロナ処理」についての記事はこちら ■コロナ処理の豆知識 「https://ono-plus.com/?p=940」 ■『フィルム加工の基礎知識【コロナ処理編】』 「https://ono-plus.com/?p=303」 ■『フィルム加工で発生する問題と原因【コロナ処理編】』 「https://ono-plus.com/?p=305」 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」