2020.12.16
回転丸刃でのスリットについて
先日はシェア刃でスリットをする際の課題と解決法をご紹介しましたが、今回は特別な回転丸刃(ホルダー)をご紹介させて頂きます。
【通常ホルダー】
こちらが一般的な回転丸刃(ホルダー)です。フィルムの搬送に従ってフリーで回転しています。この回転丸刃はレザー刃と比べると、比較的厚膜(25μ~188μ)の加工に適しています。
【駆動ホルダー】
こちらの駆動ホルダーを使用するとフィルムの搬送方向に逆らって、自動で回転丸刃を駆動させることができます。(ベルトを8の字に取り付けることで構造上は正回転も可)
セットできる刃のサイズはφ25mm(3枚目右)となっており、通常ホルダーにセットできるφ45mmの刃に比べると小ぶりで、また材質も異なるため根本的に切れ味と特性が異なります。
この設備は構造上破断しやすいフィルムの加工に適しており、光学グレードや引張強度の低いフィルムのスリットに強いと言えます。その他、レザー刃でスリットを行うと耳立ちをしてしまうようなCPPの加工にもお使いいただけます。(実際の加工ではフィルムとの相性を確認させていただきます)
フィルム加工時の破断や耳立ちにお困りの方は一度ご相談ください。
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