2022.05.18
耳入れ
耳巻き機で耳切れが発生する主な原因は耳巻き機の耳の形が悪い事から発生します。 耳巻き機の形が悪く、段差がある状態だと段差に引っ掛かります。引っ掛かると耳巻き機が耳を引っ張る力が緩み、スリッター機のローラに巻き付き耳切れが発生します。 耳巻き機の形が悪い状態から耳入れ(フィルムを入れる)をすることにより耳巻き機の形を良い状態にして耳切れを防止します。 耳入れをするときに注意する事が7点あります。 1,初めて耳を入れる時や慣れていない人が入れる時は、ロールから5m位で切っておいて、そのフィルムを入れるようにする。 2,耳入れ用のフィルムを足で踏み付けないようにする。 ⇒足で踏みつけていると耳巻き機の張力が弱くなり耳が弛みます。 3,耳巻き機の近くに物を置かない。⇒耳を入れる時に引っかかる原因になります。 4,加工中入れる耳は、出来るだけコロナのかかっていない滑りの良いフィルムを入れる事。手で触って滑りを確認する。 ⇒滑りが悪いと手に引っかかったりして耳が弛み、ローラに巻き付いてしまって耳が切れることがあります。 5,径の小さいロールは、耳入れに使用しないようにする。 ⇒径の小さいロールではすぐに無くなってしまい、焦りの原因となります。またフィルムが無くなると同時に、反動でコアが飛んでしまうことがあります。 6,加工中に耳を入れていて切る時は、フィルムに対してカッターナイフを下からあてる。 ⇒上からではうまく切れない。下からだと、フィルムの流れとカッターナイフの向きを逆にすることで抵抗がかかり、容易に切れます。 7,耳入れの時は、切創防止用手袋を必ず使用すること。
ONO plusでは上記の7点を注意して耳入れを行っています。 ■前回の耳巻き機のURLはこちら 「https://ono-plus.com/?p=1750」 ■問い合わせはこちら 「https://ono-plus.com/inquiry/」